- 歯周病になると他の病気にもなりやすいって本当ですか?
歯周病になると下記の病気に影響を及ぼすと言われれいます。
・ 糖尿病
・脳梗塞
・心筋梗塞
・骨粗鬆症
・腎炎
・関節炎
・糖尿病
・妊娠トラブル
など
- 歯周病を自分で調べる方法はありますか?
症状がわかりにくいのが歯周病の特徴です。そのため、歯周病を自分で気づく方は少なく、歯の揺れに気づいてお越しになる方が多いです。しかし、そのときには歯周病の末期となっているケースが多いので、不安な方は歯の定期健診の受診をおすすめ致します。
- 歯が抜けた後に歯を入れないと他の歯がダメになってしまうと聞きました。本当ですか?
歯はドミノ倒しと同じで、ひとつ倒れてしまうと周りの健康な歯に負担がかかってしまいます。周囲の歯も不安定になり、失ってしまう危険性が高くなります。
- 歯周病治療後に歯周病の再発はありますか?
残念ながら再び歯周病になってしまう可能性は高いので、再発を防ぐためにも歯周病治療後には定期的なメンテナンスが非常に重要となります。2~3ヶ月に1度は歯医者で定期健診を受けて、歯周病を予防する事が大切です!
- プラークコントロールって何ですか?
プラークコントロールとは正しい歯磨きの仕方や歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使用して歯垢(プラーク)=『虫歯や歯周病菌(歯周病の原因)』の増殖を抑えることです。
歯を残せる可能性があるのなら、その可能性を最後まで追求するのが当院の歯周病治療方針です。戸谷歯科クリニックでは、重度の歯周病でも歯を残せる可能性があるなら、歯を維持できるように努めます。
私たちは患者様の生活環境を考えた最善の治療を行います。
歯周病とは
歯周病は、プラーク(歯垢)に潜む細菌によって歯茎や顎の骨などの歯周組織に炎症が起きる病気です。痛みなどの自覚症状が乏しいため、症状の進行に気付きにくく、気付いた時にはすでに重症化していることも多いことから、「沈黙の病気(サイレント・ディジーズ)」とも呼ばれています。
歯周病と聞くと、「歯茎から血が出る病気」というイメージがあるかもしれませんが、もっと深刻な病気です。
歯ぐきが赤く腫れ、ブラッシング時に出血しやすくなります。歯の表面がザラザラした感じになります。
歯ぐきの腫れは強くなり、ちょっとした刺激で出血するようになります。歯ぐきの溝が深くなり、血の中に膿が混じりはじめます。
口臭が発生し、口の中がネバネバした感じになります。
歯ぐきの腫れはより強くなり、広範囲になります。
歯に少しずつ揺れがでてきます。咬み合わせたときに痛み、不快感が出てきます。歯の支えが弱くなり、歯並びが乱れてきます。強い口臭が発生し、社会生活に支障をきたす場合もあります。
歯を支える骨の支柱が失われ、咬む度に大きく揺れるようになります。食事のときも歯ごたえのあるものは全く咬めなくなります。
歯ぐきに膿が多量に溜まり腫れが顕著になります。放置すると顎の骨が溶けて重篤な病気になります。
一般の方が思われている歯が失われる原因のナンバー1は「虫歯」だと思います。しかし、実際はそうではありません。ナンバー1は「歯周病」となっています。
30代の80%以上は歯周病(歯槽膿漏)を患っており、日本人が歯を失う原因としては、虫歯よりも歯周病(歯槽膿漏)で歯を失う方が圧倒的に多いのが実態です。
歯周病(歯槽膿漏)は歯を支えている顎の骨が溶けてしまう怖い病気です。基本的には、一度、溶けてしまった骨は再生しません。さらに、歯周病(歯槽膿漏)にかかってしまうと、自分では気づかないうちに、強烈な口臭を周囲に放ちます。
また、歯周病は歯を失うだけでなく、様々な病気との関連性が多く報告されています。
こうした状況を少しでも改善するために、患者様に歯周病(歯槽膿漏)に関する正しい知識を持っていただく必要があり、当院では詳しくご説明をしています。
歯周病の原因
歯周病の原因は細菌
歯周病の直接的な原因は「プラーク(歯垢)」と呼ばれる細菌です。
プラークは、歯に付着している黄白色の粘着性のある軟性付着物です。日々のブラッシングが不十分だと、口腔内にプラークが溜まっていき、プラーク内に増殖した細菌が毒素を出し、歯茎が侵されることで歯周病は発症・進行します。
また、プラークは「バイオフィルム」とも呼ばれ、歯に強固に付着しているだけではなく、様々な細菌が集合してバリアを形成します。これは、うがい薬やマウスウォッシュでは除去することができません。
プラーク(歯垢)が増えるほど歯周病にかかりやすくなる
口腔内にプラーク(歯垢)がない状態にしておけば、歯周病にはかかりません。
しかしながら、プラーク(歯垢)は多かれ少なかれ誰のお口のなかにも存在します。
歯周病の最大の原因は、プラークが増殖しやすい口腔内環境をつくってしまうことにあります。毎日のブラッシングに加え、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けてしっかりとプラークを除去していないと、口腔内の歯周病菌が増殖し、歯周病が発症・進行しやすくなってしまいます。
歯石は歯周病の原因!?
歯石とは、プラーク(歯垢)に唾液中のカルシウムなどが沈着し、石灰化して硬くなってしまったものです。 死んだ細菌の塊ですから、歯石自体が直接、歯周病の原因になるわけではありません。
しかし、歯石の表面はデコボコ・ザラザラしているため、表面上には必ずプラーク(歯垢)が付着しています。 そのため、結果としてプラーク(歯垢)の増殖となり、歯周病のリスクを高める要因になります。歯周病の発症・進行を抑えるためには、プラーク(歯垢)とともに歯石を取り除くことが重要です。
歯周病が全身に及ぼす影響
下記ボタンをタップすると、症状の詳細がご覧いただけます。
脳梗塞・心筋梗塞・狭心症
動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされていましたが、現在では別の因子として歯周病の細菌などによる感染が取り上げられています。動脈硬化の病巣から歯周病の細菌が検出されているとの報告があり、歯周病の細菌が動脈硬化を起こしている血管から見つかっています。これは歯周病の細菌が歯肉から血管内に入り、血管に炎症を起こし、血管そのものを硬化させたり、血栓を形成するように働いて動脈硬化を進行させると考えられています。
また、歯周ポケットが深くなるほど血液中に侵入する歯周病の細菌が多くなるという結果報告もあります。歯周病になっている方と歯周病ではない方では脳梗塞には約2.8倍、心筋梗塞や狭心症には約1.9倍になりやすいと言われています。
骨粗鬆症
閉経により女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が減少すると、骨密度が低下して骨粗しょう症を発症するリスクが高まります。
エストロゲンには、骨の破壊だけでなく、歯周病を抑える作用もあります。そのため閉経によってエストロゲンの分泌が減少すると、骨粗しょう症に加えて歯周病の進行が加速されると考えられており、多くの研究で、骨粗鬆症と歯の喪失とは関連性があると報告されています。
腎炎・関節炎
腎炎や関節炎が発症する原因のひとつとして、ウィルスや細菌の感染があります。
腎炎や関節炎の原因となる細菌(黄色ブドウ球菌や連鎖球菌など)は口腔内に多く存在します。
これらの口の中の細菌が血液中に入り込んだり、歯周病による炎症により歯肉から血液に入り込むことで、腎炎や関節炎が発症することがあります。
妊娠トラブル
妊娠している女性が歯周病になっている場合、低体重児および早産の危険度が高くなることが指摘されています。
これは口の中の歯周病の細菌が歯肉より血中に入り、胎盤を通して胎児に直接感染するのではないかといわれており、その危険率は実に約7倍にものぼるといわれ、タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数値となっています。
糖尿病
糖尿病になると身体の抵抗力が下がります。抵抗力が下がるという事は『細菌に感染しやすい=歯周病になりやすい』となってしまいます。
さらに糖尿病になると唾液の分泌量が減少します。唾液には抗菌作用があるので、唾液が少なくなるという事は口の中の細菌を洗い流す作用が弱くなり、歯周病になりやすく、治りづらくなってしまうのです。
また歯周病の細菌から出される内毒素が歯肉から血管内に入り込み、血糖値を下げる働きをもつホルモンであるインスリンをつくりにくくすることがわかっています。すなわち歯周病が重度になっていくことより血糖値は上昇し、糖尿病のコントロールもますます困難になるので悪循環に陥ってしまいます。
誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで発症する肺炎です。
肺や気管は、咳をすることで異物が入らないように守ることができます。しかし、高齢になるとこれらの機能が衰えるため、食べ物などと一緒にお口の中の細菌を飲み込み、その際むせたりすると細菌が気管から肺の中へ入ることがあります。
その結果、免疫力の衰えた高齢者では誤嚥性肺炎を発症してしまいます。
誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病の細菌であると言われており、誤嚥性肺炎の予防には歯周病のコントロールが重要になります。
当院の歯周病治療体制
口腔内検査・レントゲン検査・位相差顕微鏡検査などの検査を行い、測定します。位相差顕微鏡の検査は自費診療となりますが、位相差顕微鏡は歯周病の原因(動き)を調べることができ、適切な治療の選択に繋がるので当院ではお勧めしております。
そして、様々な検査によって得られたデータを基に治療計画を立て、今後の治療方法について詳しくご説明させていただきます。
ぺリオウェーブとは
バイオジェルとレーザーを使った最新の歯周病菌殺菌システムで、抗生物質を使わないのが特徴です。
抗生物質での治療となると、妊婦さんやアレルギーのある方は治療が受けられなかったり、副作用が心配ですが、ペリオウェーブは薬品を使わないので副作用もなく、レーザーの照射時間も約60秒と短いため、痛み・腫れも殆どありません。また、抗生物質を長期間使用すると、歯周病菌に耐性がついてだんだんと治療が効かなくなりますが、ペリオウェーブの場合は、歯周病菌の抵抗性を刺激することがないので、何回でも有効な治療が可能です。
保険適用外のため、全額自費診療となります。
うがい薬に含まれるクロルヘキシジンアレルギーのある方、無カタラーゼ症の方、紫外線等の光に対して敏感な方は適応外となります。
【 1回あたりの治療費 】
- 1ブロック(4~6本)
- 10,000円(税込11,000円)/ 30分
- 片顎
- 15,000円(税込16,500円)/ 40分
- 全顎
- 30,000円(税込33,000円)/ 60分
※保険適用外のため、全額自費診療となります。
※うがい薬に含まれるクロルヘキシジンアレルギーのある方、無カタラーゼ症の方、紫外線等の光に対して敏感な方は適応外となります。
治療の流れ
治療の方法としては、まず歯ぐきのポケットを徹底的にクリーニングし、メチレンブルーという青色のバイオジェルをポケットの中に注入します。
その後、専用のレーザー機器を用いてレーザー光を当てると、バイオジェルが反応して大量の活性酸素が発生し、歯周病菌を殺菌します。レーザーの照射時間は1回約60秒、3回の照射で歯周病菌はほぼ消滅します。
歯周組織再生療法とは
歯周組織再生療法とは、4つの歯周組織を再生する治療です。
① 歯肉とは
歯ぐきのことです。
② 歯槽骨(しそうこつ)
歯を支えるあごの骨のことです。
③ セメント質
歯の根っこの表面を覆っており、歯と歯根膜をくっつける役割があります。
④ 歯根膜(しこんまく)
歯と歯槽骨 (あごの骨)をつなぐ薄い膜です。噛みごたえを感じたり、噛むときリグ にかかる力を分散させて歯槽骨を守る役割があります。
歯周組織再生療法で特に重要なのは歯根膜の再生です。
歯根膜を再生できないと歯槽骨 (あごの骨)の再生もうまくいきません。
そのため、歯根膜にもともと備わっている再生能力を活性化させるリグロスが使われるのです。
歯を支える組織を再生する
「リグロス」とは?
リグロスとは、歯周組織の再生に効果が期待できる薬剤です。
大阪大学歯周病学教室にて開発され、臨床に積極的に活用されています。
リグロスには歯周病の進行によって破壊された歯周組織を再生する効果があります。
歯周外科手術を行うことで、組織の再生が可能となるため、歯周病によって歯が抜けてしまうことを防ぐことができます。
リグロスの効果
リグロスはトラフェルミンとも呼ばれ、 主成分は「bFGF」というタンパク質です。
骨や筋肉などの細胞の増殖や分化を促して成長させます。
さらに血管を新たに作り出す作用が含まれているため、歯ぐきやあごの骨といった歯を支える組織をしっかりと再生する効果があるのです。
リグロスの効果で抜歯を回避
リグロスは、お口の中の歯周病菌を減らした後に効果を発揮します。
破壊されてしまったあごの骨の部分に直接塗布すると、塗布した箇所のあごの骨が再生され、歯を支えられるようになるのです。
抜歯を回避できるため、ご自身の歯を残せる可能性が高くなります。
歯周病の進行を食い止める効果も
歯周病により歯がグラついている場合にも、リグロスは効果的です。
歯が揺れるとあごの骨に過度な負担がかかり、病気の進行に拍車をかけてしまいます。
しかしリグロスの効果で歯の揺れが治まれば、歯周病の進行を食い止めることができます。
歯の揺れによる痛みや不快感を軽減
リグロスを使った再生治療は、歯の揺れによる痛みや不快感、しっかり噛めない患者さんの負担も軽減できます。
リグロスは、重度の歯周病であっても歯を抜かずに済んだり、歯周病そのものの進行を食い止めたりできる可能性が高まります。
リグロスは保険診療で受けられます
リグロスは保険適用対象です。
そのため、健康保険を使って治療することができます。
通常の保険診療と同様に、患者さんの 費用負担が治療費の3割で済みます。
費用の心配が少ない状態で治療に専念いただけます。
リグロスの費用について
- 1ブロック(4~6本)
- 20,000~25,000円(3割負担の場合)
- 治療時間
- 60分
※翌日の消毒、14日後に抜糸が必要となります。
パーフェクトぺリオ(歯周病免疫療法)とは
パーフェクトペリオとは、野口歯科医学研究所が2005年に開発した、人体への影響を最小限に抑えつつ、バイオフィルムを作る虫歯菌や歯周病菌を溶菌する効果のある口腔機能水です。
従来の治療や予防では取り除くことのできなかったお口の中の有害な細菌を10秒のうがいで殺菌する、機能水です。
具体的には、白血球と同じ殺菌成分であるHClO(次亜塩素酸)とバイオフィルムの破壊効果のあるNaHCO3(炭酸水素ナトリウム)が含まれた電解水により、虫歯菌や歯周病菌の周囲にあるバイオフィルムを破壊し、細菌を破裂させ、溶菌します。
パーフェクトペリオ・ウォーターには、次亜塩素酸という化学成分が200ppmという非常に高濃度で配合されており、重炭酸ナトリウムとの効果と相まって、強い殺菌力を発揮。有害細菌の細胞の壁に穴を開けて、内部のDNAを破壊してしまいます。殺菌力は、コンクールやリステリン(市販)等のうがい薬を遥かに上回ります。また、うがいをすることによって、舌の上や粘膜に付着している有害細菌をも殺菌し、口臭の除去にも効果を発揮します。
副作用としては、口腔粘膜に刺激があるため、口内炎が発生するリスクがあります。また、殺菌力が強いことによる常在細菌の減少も考えられます。漫然と長期間使うのではなく、短期的に改善するために使用を行い、その後は日本歯周病学会のガイドラインに即した治療に切り替えてまいります。
【 1回あたりの治療費 】 12,000円(税込)
パーフェクトペリオはココが違う!
下記ボタンをタップすると、詳しい説明がご覧いただけます。
効果が出るのが早い
歯周病菌を瞬時に殺菌するので、少ない回数で成果がでます。お忙しい方にもお勧めです。
安全性がきわめて高い
パーフェクトペリオは高純度に活性化された次亜塩素酸が主成分です。
白血球と同じ殺菌成分で食品添加物にも認可されていますし、誤って飲み込んでしまっても、目に入ってしまっても、もちろん粘膜にも安全であることが東京の某医科歯科大学の研究でも立証されています。
外科処置の必要がない
外科処置の精神的な苦痛がありません。安心して受けていただける歯周病治療方法です。
口臭予防の効果もあり
口臭の原因の大部分は歯周病によるものです。
パーフェクトペリオによる治療に加えて、ホームケアとして1日2回うがい専用のパーフェクトペリオウォーターでうがいをしていただくことにより、口臭の原因菌に直接作用し口臭が無くなります。
お子様・妊産婦・高齢者にも使える
生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯菌も歯周病菌も存在しません。
しかし、歯が生え揃う生後19ヶ月~31ヶ月の頃を中心に母親などから感染してしまいます。
家族間感染の対策にも、是非ご家族そろってのパーフェクトペリオウォーターのご使用をおすすめします。
いつでも何度でも除菌が可能
歯周病は感染症なので、いったん除菌に成功しても、また再感染の可能性があります。
パーフェクトペリオは身体に優しいので、いつでも何度でも繰り返し適応できます。
本製品は未承認医薬品です。
歯周病治療の種類
歯周病治療は保険診療と自費診療がございます。
スケーリング
- 保険
スケーリングとは、歯面に付着した「歯石」を取り除く治療です。歯科医師や歯科衛生士がスケーラーと呼ばれる専用機器を用いて、歯面に付着した歯石を除去します。
デブライドメント・ルートプレーニング
- 保険
デブライドメントとは、セメント質を傷つけることなく歯周病の原因となる「プラーク」を取り除く治療です。
ルートプレーニングとは、歯周病菌によって汚染されたセメント質を取り除くとともに、歯根面をなめらかにする治療です。
歯周外科治療
- 保険
- 自費
病気の原因(歯周病の原因)が目で確かめられるように、歯肉を切って歯槽骨からはがし,根の先の方や,根と根の間に取れなかった歯石を除去します。悪いところを直接目で見て徹底的に取り除きます。
ペリオウェーブ(レーザー治療)
- 自費
バイオジェルとレーザーを使った最新の歯周病菌殺菌システムです。抗生物質を使わない治療なので副作用の心配がなく、レーザーの照射時間も約60秒と短いため、痛み・腫れも殆どありません。歯周病菌の抵抗性を刺激することがないので、何回でも有効な治療が可能です。
パーフェクトぺリオ
- 自費
2005年に開発された、人体への影響を最小限に抑えつつ、バイオフィルムを作る虫歯菌や歯周病菌を溶菌する効果のある口腔機能水です。 従来の治療や予防では取り除くことのできなかったお口の中の有害な細菌を10秒のうがいで殺菌します。
骨移植(GBR)
- 自費
骨移植とは、歯周病の重症化により歯槽骨が溶かされ、骨が少なくなってしまった部分に自分の骨(自家骨)や人工骨を移植し、歯槽骨を再生させる治療です。
歯周病診療の流れ
治療の前にまずカウンセリングを行い、担当医が精密検査や治療計画を立てます。そして患者さまに検査結果、問題点と解決法、今後の治療の流れとそれに要する期間・費用をご説明いたします。充分な打合せを行い、ご納得いただいた上で治療をスタートします。治療の進行は患者様のお口の状態によって大きく違いますが、概ね下記のような流れになります。
精密検査
- レントゲン検査・歯周ポケット検査(歯ぐきの深さの検査)・動揺度(歯の揺れ)検査・咬み合わせ検査・冠(かぶせ)・詰め物の適合度検査・唾液検査
- 治療計画の立案、治療計画書の作成患者様に治療計画書のご説明
急性炎症を抑える処置
- ・動揺歯の固定
- ・不適合冠の撤去、仮歯の装着、義歯の修理
- ・膿の排出
- ・保存不可能な歯の抜歯
- ・咬み合わせの調整
- ・その他
徹底したプラーク(歯垢)、歯石の除去
歯ぐきのクリーニング
担当医の指示のもと、6名の歯科衛生士がお口全体のクリーニングを行います。その際は超音波の振動で歯ぐき、歯の表面に付着した汚れを除去します。併せて歯ぐきの状態を改善させるためのご自宅でのお手入れ法、食生活のアドバイスをいたします。歯石・プラーク(歯垢)の付着が多い場合は、5~6回に分けてクリーニングを行います。
重度の歯周病の場合
重度の歯周病と診断された方には、外科手術を行った上で、薬剤療法とメンテナンスを続けて再発の防止と予防をします。
歯周外科
(麻酔をした上での炎症発症部の治療)
症状の改善が認められない場合に限り、麻酔をした上で外科治療を行います。
治療方法は様々ですが、
1. 歯周ポケット(歯ぐきの溝)の掻爬手術
2. 歯ぐきの炎症部位の除去手術
3. 歯ぐきを他の場所から移植する手術
4. 歯ぐきを適切な形に整形する手術
などがあります。
術後に痛みや腫れが出にくい方法を採用していますので、安心して治療を受けていただけます。
定期メンテナンス
漢方薬、抗生剤の内服と、洗口剤の併用で治療を行う場合もあります。
漢方薬による体質改善・抗生剤による歯周病菌の抑制により、歯ぐきの状態を改善します。
歯周病の原因に特定の菌が関係している場合は抗菌剤を含有したうがい薬を処方します。
歯周病が治癒し、お口の状態が改善したら、定期クリーニングに入ります。
感覚は歯と歯ぐきの状態によって様々ですが、1ヶ月~3ヶ月に1回の受診をお勧めしてます。歯の寿命は、この定期クリーニングの有無にかかっていると言っても過言ではありません。歯全体の磨き残しを染め出し、清掃不良な箇所を徹底してクリーニングを行います。ご希望があれば、日常の適切な口腔ケア方法をアドバイスさせていただきます。清掃終了後に歯の表面にフッ素コーティングを行います。