2018年09月27日
私、戸谷孝洋は2006年より日本口腔インプラント学会に参加しておりますが、今年は平成30年9月14日(金)〜16日(日)にかけて、大阪国際会議場にて開催されました。 テーマは「インプラント治療が開く未来・超高齢化社会に向けて」でした。 インプラント治療は、国民の健康長寿に大きな貢献をしてきました。咀嚼する・自由自在に食事をすることは、日常生活の質を高め、全身の健康へとつながり、日本の長寿を支える一つの要因となってまいりました。 ただ、長寿社会の中で、植立されたインプラントをどのように健康に長持ちさせるか、トラブルが発生したらどのように対処し、改善するかがフォーカスされてきています。 1 骨の変化 インプラント治療が成功したとしても、骨は加齢現象としてわずかながら経年的に吸収して痩せてきます。そのような傾向に対して、私達はどのようにつきあっていくかが問われます。 2 顎の関節の変化 私達の顎の関節は耳の下方・前方にあり、実に優れたメカニズムで咀嚼ができるように働いています。ところが、加齢現象により顎関節の蝶番に当たる部分の軟骨が摩耗…