2023年07月27日
歯周病の症例についてご紹介いたします。 患者様のプロフィール 年齢:30代(男性) 訴え:1~2ヶ月前から右下奥歯が痛い。咬んだときに痛い 治療期間:3ヶ月 歯周病での自覚は患者様ご本人は薄く、噛んだ時の痛みの症状でご来院されました。 患者様のレントゲン写真です。 部分的に、歯槽骨(歯を支える骨)が下がってしまっています。 これを「歯槽骨の吸収」と呼び、症状が進むと歯肉が減少し、歯を支える力が弱くなります。 口内の全体写真です。 下あご前歯、左上下の4~8番目の歯に縁上歯石(歯肉より上につく歯石のこと)が見られます。 磨き残しも見られ、縁下歯石(歯肉より下につく歯石のこと・歯周ポケットに隠れている)も部分的に確認できました。 口臭検査の結果 ・口臭も全部の項目が認知閾値を越している (認知閾値:何のにおいか識別できる最⼩濃度のこと) ・また越すか越さないかぎりぎりのラインである との結果が出ました。 治療として、 ・スケーリング(プラークと歯石を専用の器具で掃除すること)と ・ブラッシングの改善 等を行いました。 治療の結果 ・右下奥歯の痛みが改善されました。 ・歯周病…