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歯科医療も日進月歩で進化しています。そのトレンド、最新技術を研究し、日々の診療に反映させるべく努力しております。治療・口腔ケアの両面でベストなものを提供できるよう…
院長からのご挨拶の続きはこちらこんにちは!
戸谷歯科クリニックの院長・戸谷です!
平成30年2月4日(日)に、NPO法人歯科学研究所でインプラント定期セミナーがあり、院長の私が「インプラント周囲炎と外科的対応」というタイトルで教育講演を行いました。
対象者はドクターと歯科衛生士だったのですが、「インプラント周囲炎」は日頃直面する重大な問題であり、皆さんが非常に熱心に聴講し、メモを取っておられたのが印象的でした。
インプラントを長期的に安定させ、生涯しっかりと使っていただくためには、何よりも「インプラント・メンテナンス」が大切です!
インプラントは一旦骨と結合すると非常に強固な維持力を発揮し、何でも噛めるようになる反面、歯と違って歯根膜(骨と歯の間のクッションにあたる組織)が無く、ブラッシングやお手入れをおろそかにしていると、インプラント周囲炎、いわゆるインプラントの歯周病になってしまいます。
インプラント周囲炎にならないようにするには、日常で歯間ブラシを徹底的に使い、インプラントと歯ぐきの間に食べ物やプラークが残らないように、清潔にします。ウォーターピックなどを使って汚れを洗浄するのも効果的です。
ただ、ご自分での清掃では限界があります。ブラシやウォーターピックの届かない死角がありますので、そういった所を歯科医院でプロフェショナルクリーニングし、良い環境を保つことが大切です。インプラントのプロフェショナル・メンテナンスは、少なくとも6ヶ月に1回お受けになることをお勧めします。
それでも残念ながらインプラント周囲炎になってしまったら、外科的な対応を行います。外科的な対応とは、インプラントと歯ぐきの間を少し切開して骨面を露出し、直視しながら滞留している歯石やプラーク、食物を除去します。場合により、骨補填材(骨を再製する材料)を入れる場合もあります。最後は糸で縫合し、1週間後に糸を外してレーザーを当てて消毒します。大体の場合はこれで改善しますが、多少の骨吸収を伴いますので、一層のセルフケアとプロフェッショナルメンテナンスが必要となって参ります。
当院では、インプラント周囲炎になってしまった方のフォローアップもさせていただいております。セカンドオピニオンも受け付けておりますので、インプラントについてご質問がございましたら、お気軽にメールカウンセリングをご利用いただければ幸いです。