
こんにちは、歯科衛生士の南瀬です!
日本には歯に関することわざが沢山あります!
【奥歯に物のはさまった】・・・
思う事を率直に言わないで、どこか面白くない気持ちが潜んでいるのが感じられる状態
【歯が浮くような】・・・
軽薄な言動を見て不快になること
【歯が立たない】・・・
相手が強くて対抗できない
【歯がゆい】・・・
思うようにならず、もどかしい気持ち
【歯切れが悪い】
ものの言い方が明確ではない
【歯ぎしりする】・・・
悔しい様子
【歯に絹着せぬ物言い】・・・
相手の感情にこだわらず思った事をずけずけ言うこと
【目には目を、歯に歯を】・・・
やられたら同じように仕返ししようとすること
【歯止めをかける】・・・
物事が進み過ぎないように押さえること
このようにことわざの中に歯に関するものが多いことをみても、歯が私達の生活に結びついていることがわかります!
日本には昔、「歯固め」という行事があり、正月三ヵ日の間に、鏡もち、猪、鹿、押し鮎、大根、瓜などを食べて長寿を願ったのですが、この場合の歯には齢の意味もあります。歯を固めることが長寿につながるという知恵なのです。
また、「歯固め」というオモチャもあって、乳児がかんだりしゃぶったりして、歯茎を固めるのもです。歯が生えてくる前からちゃんと準備をさせるわけで、古人がいかに歯を大切にしたかがわかります。
現在ではなかなかみられない行事やオモチャかもしれませんが、過去を調べていくと歯は昔から人にとって親しみやすく表現しやすいものだということがわかります。
そんな親しみやすい歯は人にとってとても大切です!
歯を大切にするために口腔ケアをしっかり行いしましょう!