大阪市北区中津2-3-10 トライスタービル
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歯科医療も日進月歩で進化しています。そのトレンド、最新技術を研究し、日々の診療に反映させるべく努力しております。治療・口腔ケアの両面でベストなものを提供できるよう…
院長からのご挨拶の続きはこちらこんにちは!!
戸谷歯科クリニックの院長・戸谷です!!
前回に続いて、インプラント治療についてお話させていただきます。
最近では、部分的な1・2本単位のインプラントよりも、お口の中全体にわたって再建するような大きなケースを受け持つことが多くなってまいりました。
今まで長年義歯を使用されていた患者様が、「何とか今までの歯があった頃のように、自由に食べれるようになりたい!人前で堂々と自在に喋れるようになりたい!」と切望されてインプラントのカウンセリングを希望されてます。
私は、責任の重大さを痛感しながら、患者様にとってベストな咀嚼機能の回復はどのようにしたらよいのか、CTレントゲンのデータや歯の位置関係、骨の状態を慎重に見極めながら計画を立案します。
計画の中には、患者様が特に悩んでおられ、改善したい事項を盛り込み、最終的には最善の治療計画と患者様の予算を擦り合わせて計画書を完成させます。
当院では、「治療計画・工程書」として、治療がどのような流れで進んでいき、いつの時点でどこまで治療が進むのか、インプラント後の仮歯はいつ入ってインプラントでの咀嚼がスタートするのか、最終的な補綴装置(冠・ブリッジ)はどのような形ではいるのかを作成し、発行いたします。
治療計画の中で、患者様のご予算も大きな位置を占めますが、どうしても妥協を許さない部分も少なからずあります。
たとえば、骨の少ないところに骨造成を行うことは、歯の長期安定に重要なポイントとなります。
骨造成には時間がかかり、費用もかかってまいりますが、ここで骨造成をせずにインプラントを植立(立てること)は、土地の地盤が脆く粘土質なところに家の基礎工事をするようなことと全く同じことになってしまいます。10年後・20年後・30年後には家(インプラント)の足場(支持骨)は盤石な状態なのか、私は心配になりますので大抵はしっかりと骨の状態を改善してからインプラントを植立(立て)させていただいております。
骨の造成には、今回写真でお示ししますように、チタンのフレームを使います。
手術はやや規模が大きくなりますが、豊富な骨が造成され、最終的な冠が審美的に入ります。
皆さんもインプラントのカウンセリングを受けられる際に、予定の場所にしっかりとした骨が存在するのかを充分に確認されることをお勧めいたします。